将棋の棋士編入試験に挑戦中の、女流棋士の西山朋佳さん。
2025年1月に行われる最終戦で勝てば、女性初のプロ棋士誕生となるため、今話題になっています。
また、彼女の姉である西山静佳さんも、囲碁のプロ棋士として活躍しています。
姉妹で女流棋士とはすごいですよね…!
そんな天才姉妹が、どのようにして育てられたのか気になるところですよね。
今回は、西山姉妹のご家族と、教育方針についてまとめました。
西山静佳・朋佳姉妹の家族構成まとめ!
まずは姉妹の家族構成を見ていきましょう。
・父:西山俊章さん
・母:西山敦子さん
・長女:西山静佳さん
・次女:西山朋佳さん
西山姉妹は、ご両親と4人家族です。
両親(父親・母親)について
工業製品の販売会社で営業職をしていた父の俊章さん。
中学時代に友人と将棋を指していた経験があり、朋佳さんに駒の並べ方を教えたのも父の俊章さんだそうです。
また、母の敦子さんはピアノ講師として活動。
教育大の音楽専攻を卒業しているそうです。
姉妹が学生の頃には、母の敦子さんがそれぞれが通う市外の道場まで送り迎えをしていました。
ご両親のサポートがあり、姉妹は囲碁や将棋を続けて来れたようですね!
姉・西山静佳のプロフィール
・名前:西山 静佳(にしやま しずか)
・生年月日:1992年7月9日(2024年12月現在32歳)
・出身地:大阪府大阪狭山市
・師匠:横田茂昭九段
・段位:二段
・趣味:映画鑑賞、お笑い番組、ゲーム
最近はボードゲームにハマっているそう!
記憶力と瞬発力を要するゲームが得意だそうで…さすが囲碁棋士ですね!
囲碁を始めたきっかけ
西山静佳さんは、もともと子供時代に父親から将棋を教わったこともあったそうです。
ただ、母親の影響もあり、将来はピアノ講師になりたいとピアノの練習に励んでいました。
その頃、小学4年生の時に右手の指を骨折し、ピアノを辞めることに。
その後、母親が買ってきた漫画「ヒカルの碁」を読んだことをきっかけに、囲碁を始めたそうです!
漫画やアニメをきっかけに習い事を始めたという人、多いのではないでしょうか!
経歴
西山静佳さんは、中学2年生の時に関西棋院(将来のプロ棋士を目指すこどもたちが集まる機関)の院生に。
囲碁のプロ棋士になるには、14歳までにプロ棋士養成機関に合格して、研修を積まないといけないそうです!
なかなか早い決断と行動が求められる世界ですよね。
西山静佳さんは院生になってから、囲碁の勉強をさぼるようになり、なかなか昇級できない日々が続いたそうです。
その後、17歳で院生を辞退しました。
中学生〜高校生の時期といえば、一番遊びたい頃だったり反抗期だったり、色々と悩むお年頃ですよね。
しかし4年後には再度院生へ戻りました。
そして、22歳のときに初段入段!
入段以降、女流本因坊戦は4期連続、女流立葵杯は1期、扇興杯では2期本戦出場を果たすなど、活躍しました。
そして現在は二段です。
妹・西山朋佳のプロフィール
・名前:西山 朋佳(にしやま ともか)
・生年月日:1995年6月27日(2024年12月現在29歳)
・出身地:大阪府大阪狭山市
・学歴:大阪学芸高等学校卒、慶應義塾大学中退
・師匠:伊藤博文七段
・段位:女流五段
・趣味:パフェ巡り
将棋を始めたきっかけ
西山朋佳さんは、小学1年生のときに将棋を始めたそうです。
父と3歳上の姉が将棋をやっていた影響で、小学1年生から始めました。
WOMAN SMART
地元の将棋教室に週3回通い、家ではインターネットで練習していたそう。
ずっと将棋をやっていたようなので、小さい頃からとても将棋が好きだったんでしょうね。
経歴
西山朋佳さんは、姉と同じく中学2年生の時に奨励会(日本将棋連盟が運営するプロ棋士養成機関)に入りました。
奨励会では、プロ棋士になるための最後の関門『三段リーグ』に参加し、女性として初めて次点(3位)を獲得。
20歳にして、素晴らしい実績を残しています!
25歳の時には奨励会を退会し、女流棋士となりました。
女流棋士としては三冠(女王・白玲・女流王将)を獲得しています。
そして現在、将棋の棋士編入試験に挑戦中です。
2025年1月に行われる最終戦で勝てば、女性初のプロ棋士になるとのことで、世間の注目を集めています!
#西山朋佳 女流三冠の勝利
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) December 17, 2024
【 #棋士編入試験 五番勝負第4局 】
●宮嶋健太四段 VS ○西山朋佳女流三冠
西山朋佳女流三冠が受験する棋士編入試験五番勝負第4局(対宮嶋健太四段戦)が12月17日(火)に行われ、西山女流三冠が95手で宮嶋四段に勝ちました。 https://t.co/DlPvXGAa1K
天才姉妹を育てた秘訣は?!
スパルタとは無縁の子育て
囲碁の世界で活躍する姉と、将棋の世界で活躍する妹。
この天才姉妹がどんな風に育てられたか、気になりますよね?
父の俊章さんはある取材でこんな風に答えていらっしゃいました。
結果には強くこだわらず、個性を伸ばす教育方針で愛情を注いだ。
https://hochi.news/articles/20220224-OHT1T51172.html?page=1
ご両親が子供たちの意思を尊重したことで、姉妹それぞれが自分のしたいことに集中できたのでしょう。
子供たちの夢を追う気持ちを誰よりも応援し、サポートしていたのだと思います。
今も、娘さんたちの対局結果は気になるようですが、あまり執着せず、自然体で姉妹の成長を見守っているそうです。
子供の意思を尊重し愛情を注ぐことが、天才姉妹を育てた秘訣かもしれません。
まとめ
今回は、西山姉妹のご家族と教育方針についてご紹介しました。
ご両親の、”結果にこだわらずに個性を伸ばす”という教育方針のもと、お二人とも、着実に囲碁や将棋の力を磨いてきたことがわかりました。
今後も西山静佳・朋佳姉妹の活躍を楽しみに応援していきたいと思います。
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